REITの不動産取得額が半減
4―9月の取得額(契約時ベース、新規上場分を除く)で、不動産投資信託(REIT)が購入する新規物件2426億円と前年同期を49%と大幅に減っている結果となりました。この背景には、優良な不動産を巡るファンド間の獲得競争で物件価格が上昇、運用利回りの維持が難しくなっていることがありそうです。証券取引所で日々売買される価格の低迷で公募増資がしにくかったことも響いています。
REITは2001年9月に取引が始まって以降上場が相次ぎ、現在は39銘柄。資産規模も年々拡大している。ただ上場後1年以上が経過した16銘柄で4―9月の取得額を比べると、日本ビルファンド投資法人など11銘柄が前年同期実績を割り込んだ。
REIT(Real Estate Investment Trust)は、不動産投資信託と訳され、また、リートと呼ばれるSPVの一種である。
REITは1960年にアメリカ合衆国で最初に導入された仕組みで、法人、信託又は社団が器(特別目的会社、SPCやSPVなどと呼ばれる)となって、証券市場を通じて投資家から集めた資金を、主としてオフィスビルなどの不動産に投資し、売買益や賃借料などの収益の分配金を投資家に還元する形態をとる。
こうしたREITの対象不動産に関する収益の確保、運営、管理、改修・模様替工事等の統括的なマネジメントを具体的に行っているのが、ビルマネジメント(ビルマネ)事業、またはプロパティマネジメント(PM)事業であり、REITの将来的な価値を評価する上で重要である。