不動産売買が拡大
不動産売買が一段と拡大しています。不動産投資信託(REIT)を含む上場企業が関係するベースで集計した2006年4−9月の不動産売買額は1兆9600億円と前年同期を4%上回り、集計がある1999年度以降、上期としては最多となりました。背景にはREITの取引活発化が全体を押し上げているとみられています。景気回復や投資資金の流入を背景に、大型の取引も目立っています。
取引額が最も多いのは規模が拡大しているREIT。全体の57%を占め、1兆1200億円と前年同期を29%上回った。不動産ファンド会社による取引は4500億円と前年同期並み。建設・不動産会社を除く事業会社の不動産取得額は780億円と、前年同期を69%下回っています。
REITや不動産ファンド会社は大型取引が目立つ。不動産ファンドのダヴィンチ・アドバイザーズは9月、東京駅前の高層ビル「パシフィック・センチュリー・プレイス」のオフィス部分をSPC(特別目的会社)を通じて2000億円で取得。MIDリート投資法人は8月に大阪市内の副都心、大阪ビジネスパーク内にある高層ツインビルを687億円で購入。
既存ビルの建て替えを目的にした取引も増えている。森トラストは5月に旧日立製作所本社ビルを系列REITから420億円で取得、オフィスと住居複合型のビルに再開発する予定